シーバー病

    チェックリスト
    • かかとの痛み
    • 歩行時や運動時に痛みが強くなる
    • 運動後に痛みが強くなる
    • 朝起きて歩くと痛みが強い
    • かかと周辺に腫れや圧痛がみられることがある
    目次

    シーバー病とは?

    シーバー病(Sever病)は、小児や思春期の成長期に起こるかかとの痛みを伴う疾患です。

    主に運動をする子どもに発症しやすく、成長期における骨と筋肉の発達が不均衡であることが原因とされています。

    シーバー病の特徴は、アキレス腱が付着するかかとの骨(踵骨: しょうこつ)の成長板に炎症が生じることで、

    かかとに痛みが現れることです。

    かかとの成長板は、骨が完全に成長する前の柔らかい部分で、この部分に負担がかかると炎症が起き、痛みが発生します。

    シーバー病の原因

    • 成長板の負荷

    シーバー病は、踵骨(かかとの骨)の成長板に起こる炎症が原因です。

    成長板は骨が完全に成長する前の柔らかい部分であり、この部分が特にストレスに弱いです。

    成長期の子どもは骨の成長が早く、骨の成長に対して筋肉や腱が伸びにくいため、筋肉や腱に張力がかかりやすくなります。これにより、アキレス腱が踵骨に過剰な引っ張り力をかけることで成長板が刺激され、炎症が発生します。

    1. 運動による負荷

    シーバー病は、運動量が多い子どもに多く見られます。

    特に、以下のような運動がかかとに強い負荷をかける原因になります

    ランニング: 繰り返しの足の衝撃がかかとに大きなストレスを与えます。
    ジャンプや急な方向転換: バスケットボールやサッカーのような動作を伴うスポーツでは、アキレス腱に強い負荷がかかり、成長板にダメージが蓄積されやすくなります。

    1. 成長期の特徴

    成長期の子どもは、特に急激な成長をする時期にシーバー病を発症しやすいです。

    急成長期には骨が先に伸び、筋肉や腱がそれに追いつかず、筋肉や腱が硬くなったり、張力が強くなることで成長板にストレスがかかります。これが、かかとの痛みを引き起こす原因の一つです。

    1. 不適切な靴

    締め付けが強すぎる靴や、サポートが不十分な靴を履くと、かかとに過剰な負荷がかかりやすくなります。特にクッション性が低い靴やサイズが合わない靴は、かかとの成長板に直接的な圧力や摩擦をかけ、シーバー病の発症リスクを高めます。

    1. 個々の体の特徴

    子どもによっては、足の形状(扁平足やハイアーチ)や歩き方がかかとへの負荷に影響を与えることがあります。

    これらの特徴がある場合、踵骨の成長板により強いストレスがかかるため、シーバー病を発症しやすくなることがあります。

    まとめ

    • 成長板への過度な負荷:アキレス腱が成長板を引っ張ることで炎症を引き起こす。
    • 運動:ランニングやジャンプなど、特定の動作がかかとに大きな負担をかける。
    • 急成長期:骨の成長に筋肉や腱が追いつかず、成長板にストレスがかかる。
    • 靴の影響:適切でない靴がかかとへの圧力を増大させる。リスト

    シーバー病は成長期に一時的に発生するものがほとんどであり、成長が安定すれば症状も緩和しますが、適切なケアが重要です。

    シーバー病の症状

    1. かかとの痛み

    シーバー病の最も一般的な症状は、かかとの後部または周辺に生じる痛みです。痛みの程度はさまざまで、軽度な違和感から強い痛みまで幅があります。以下のような特徴があります。

    •   運動後に強くなる:運動やスポーツの後、特にかかとを酷使する動作を行った後に痛みが強まることが多いです。走ったり、ジャンプしたりするスポーツ(サッカー、バスケットボール、陸上など)が典型的です。
    •   朝起きた時に痛む:朝、起床後すぐにかかとが痛むことがあり、特に最初の数歩が痛い場合があります。
    •   痛みは片足または両足:シーバー病は片足だけに現れることもありますが、両足に同時に痛みが出ることもあります。
    1. かかとの腫れや圧痛

    かかとの成長板に炎症が生じるため、かかとに腫れや触れたときの圧痛が見られることがあります。特に、アキレス腱が踵骨に付着する部分を押すと痛みが強く感じられることがあります。

    •   腫れ:腫れは目立つことは少ないですが、かかとの後部が少し膨れて見えることがあります。
    •   圧痛:かかとを押したり触れたりすると痛みがあるため、靴のかかと部分が当たると不快感を感じることがよくあります。
    1. 歩行時の痛み

    シーバー病が進行すると、歩く際の痛みが強くなることがあります。通常、かかとの痛みが増すと、痛みを避けるために不自然な歩き方をするようになり、これがさらに他の部位への負担につながることがあります。例えば、つま先歩きをしたり、足を引きずったりするような動作が見られることがあります。

    1. 運動時の制限

    シーバー病の子どもは、運動時に痛みを訴えることが多く、特に次のような動作で痛みが増強します。

    •   ランニングやジャンプ:これらの動作はかかとに大きな負担をかけるため、痛みが増します。走る速度やジャンプの高さに制限がかかることがあります。
    •   長時間の立ち仕事や歩行:長時間かかとに体重がかかることで、痛みが強まります。
    1. 足の動きや姿勢の変化

    かかとの痛みを避けるために、歩行時や立つときの姿勢が変化することがあります。これにより、以下のような影響が生じます。

    •   つま先歩き:かかとの痛みを避けるために、自然にかかとを地面につけないように歩くことがあります。
    •   不均衡な姿勢:片足だけに痛みがある場合、痛くない方の足に体重をかけることで、歩行時や立っているときのバランスが崩れ、他の部位(膝や腰)に負担がかかることがあります。
    1. 慢性的な症状

    適切な対策が取られない場合、シーバー病は数ヶ月にわたって症状が続くことがあります。ただし、これは一時的な状態であり、成長が進むにつれて症状は緩和します。

    まとめ

    • かかとの痛み:特に運動や歩行、ジャンプの後に強くなる。
    • 腫れや圧痛:かかとの後部に腫れや触れると痛みがある。
    • 歩行困難:痛みのために歩き方や姿勢が変化する。
    • 運動時の痛み:特にランニングやジャンプなどの動作で症状が悪化する。リスト

    シーバー病は成長期の特定の時期に起こりやすいですが、適切な休息やサポートを行うことで、症状を軽減し、通常は完全に回復します。

    シーバー病対策

    シーバー病を緩和する為には
    • 安静と運動制限:かかとに負担をかけないよう運動を控える。
    • ストレッチと筋力強化:ふくらはぎやアキレス腱を中心に柔軟性を上げる
    • アイシング:痛みが強い時、特に運動後15分程冷やして炎症を抑える。
    • インソールや適切な靴:かかとをサポートする靴やインソールを使用する。

    当院での施術

    当院では、人によって使いやすい筋肉や固まりやすい筋肉、組織が違う為、動きに支障をきたしている部分にアプローチをすることによって症状の改善を目指します。

    当院でのシーバー病の施術では、以下のメニューをおススメしております。

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